特別な資格や免許が必要な仕事には従事できないことが多い
期間工は契約社員の一種で、工場など製造系の職場に雇用されるのが一般的です。期間工が従事する製造系の仕事は食品、機械製品、医薬品など多岐にわたりますが、どのような仕事でも従事できるわけではありません。機械や車両を操作したり、特殊な薬品を扱うにはそれぞれに対応する特別な資格や免許が必要になります。資格などを所持していなければこれらを扱う仕事には従事できません。資格などを所持する人が監督している場合に限って仕事に従事できるケースもありますが、期間工の場合は監督者がいても現場に割り当てられない可能性があります。期間工は雇用期間が決まっているので、特別な教育を受けさせる時間を確保できないのが主な理由です。
経験が求められる仕事も少なくない
期間工は繁忙期の人手不足を補うための求人なので、従事する仕事は単純作業の繰り返しが主になります。製造系の仕事に従事した経験がない人でもできる簡単な作業がほとんどですが、稀に経験が必要とされる作業を期間工が従事することもあります。期間工として働く人はまったくの初心者というケースはさほど多くありません。大抵は類似した作業内容の仕事に従事した経験があることから、ある程度の知識や経験が求められる仕事を割り当てられることもあります。しかし、機密性の高い重要な仕事は経験があっても期間工は従事できないのが普通です。期間工は雇用契約が結ばれているとはいえ、期間が限定されているのも事実です。 雇用契約が満了したら部外者になることから、外部への流出が許されない機密情報に関わる仕事には従事できないと定める会社は少なくありません。